ニュース

四国銀行、ピュア・ストレージのオールフラッシュストレージ「FlashArray//X」を導入

 ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社(以下、ピュア・ストレージ)は7日、株式会社四国銀行が、ピュア・ストレージのフラッシュストレージ「FlashArray//Xシリーズ」を採用したと発表した。

 四国銀行では現在、サーバー統合システムとしてサーバーの仮想化基盤構築を進めており、HDD、フラッシュメモリなどを含めて、ストレージの増強にどのような選択肢があるかを数年前から検討してきた。

 そうした中で同行は、外部のデータセンターで運用しているインターネット端末基盤においてピュア・ストレージ製品の利用機会を持ち、使い勝手や性能面での実績、故障率の低さや無停止交換などの保守性の高さといった特長を評価して、ピュア・ストレージ製品導入の検討を始めた。

 その後、さまざまな要素から保守体制も含めてHDDベースのストレージと変わらない運用ができることや、性能向上によってエンドユーザーの業務効率化が可能になる点などから、製品の導入を決断。FlashArray//Xの導入を実施し、2018年9月より稼働を開始した。

 製品導入後、試行的に一部のWebサーバーを移行したところ、OS起動後のサービス起動時間が10分から2分半へと劇的に短縮され、ピュア・ストレージ製品の高速性が確認されたという。

 同行は次のステップとして、行員が利用するグループウェアのデータベースを、2018年度内にHDDからピュア・ストレージ製品へ移行することを計画している。この移行の結果、行員の利用における業務効率化に加えて、グループウェアの利用頻度が高まった結果、数時間かかるようになってきたデータベースのバックアップ時間短縮も期待されるとしている。

 さらに今後は、情報系の各種サーバーの移行を進める考えで、最初に実施されることになるグループウェアに加えて、行員がひんぱんに利用する預かり資産のシステムなどを移行対象として検討しているとのこと。

 このほか、本部がビッグデータ分析に利用するデータベースについても、ピュア・ストレージへの移行を検討していくとした。