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NECネッツエスアイ、Wi-Fiネットワークを活用した位置情報データの収集・分析ソリューションを販売

 NECネッツエスアイ株式会社は6日、米Kloudspotの位置情報データの収集・活用プラットフォーム「Kloudspot」に関する、国内独占販売権を取得したと発表した。3月1日の販売開始を予定している。

 米Kloudspotは、スマートフォンをはじめとする端末にひも付く人、端末、機器類の位置情報を収集し、リアルタイムに分析できるクラウドサービス。CiscoやMeraki、Ruckus、Aruba、XirrusなどのWi-Fiネットワークと連携し、PCやスマートフォン、タブレットなどの端末がWi-Fiのアクセスポイントと通信するデータをもとに、利用者の位置情報を取得する仕組みを提供している。

 このため、特別なアプリケーションを端末にインストールする必要はなく、すでに設置済のWi-Fi環境とKloudspotを連携させることにより、容易な導入が可能とした。

 また、こうして収集した端末の位置情報を分析し、人の行動の可視化を可能できるほか、これまでは複雑なシステムや煩雑なオペレーションが必要だったオフィスの稼働率やヒートマップ、時間帯別の占有率を可視化したり、現在地から目的の場所までの経路案内したりといった、さまざまなビジネス分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)をサポートするという。

 NECネッツエスアイでは、同社が培ってきたネットワーク技術、オンサイトでのICTシステム構築やサポート力などを生かし、オフィスや工場、イベントホール、ホテル、スタジアム、公共交通機関などさまざまなシーンにおいて活用を推進したい考え。Kloudspot関連ビジネスでは、2020年までに累計10億円の売上を目指すとしている。

Kloudspotが提供する各種情報のイメージ