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セイコーソリューションズ、時刻同期環境の導入・運用をワンストップで支援するサービス

時刻ソース「光テレホンJJY」を利用

 セイコーソリューションズ株式会社は29日、時刻ソース「光テレホンJJY」が2019年2月1日より正式運用開始されることを受け、時刻同期環境のワンストップサービス「セイコータイムマネージドサービス」を提供すると発表した。

 正確な時刻を必要とする機器のために、企業ではNTPサーバーなどの機器を利用し、「テレホンJJY」やGPS、FMラジオなどの時刻ソースから取得した時刻を、ネットワーク上の機器に配信している。

 こうした時刻ソースのうち、NICTが提供しているテレホンJJYは、2024年3月末をもって提供を終了するとの発表が行われており、後継サービスの新時刻ソース「光テレホンJJY」が2019年2月1日より正式にサービス開始となる。

 しかし光テレホンJJYは光電話回線網を利用することから、電話回線を用いていた従来のテレホンJJYと異なり、各種機器の導入や設定、回線敷設の手続きといったネットワークの知識を要したり、業務的な負担が発生したりといった点から、導入のハードルが高い面があるという。

 そこでセイコーソリューションズでは、NTPサーバーやルータといった機器の貸し出しから、回線契約、設定・保守までをワンストップで支援する「セイコータイムマネージドサービス」により、企業が光テレホンJJYのメリットを容易に享受できるように支援するとした。

 サービスは、初期投資の必要がなく定額料金で利用できるという。また、オンサイトの導入作業、NTPサーバーの死活監視や時刻監視などのリモートサポートをオプションとして用意することで、安定した時刻同期環境の運用を支援するとしている。

 ラインアップは、ネットワークセグメント1つへ時刻配信を行える「シングルポートモデル」から提供し、異なる複数のネットワークセグメントにも時刻配信を行える「マルチポートモデル」は、今後リリースする予定。