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沖縄クロス・ヘッドと香港ISL HKが協業、沖縄国際情報通信ネットワークを活用して香港企業へJPIX沖縄サービスを提供

 沖縄クロス・ヘッド株式会社(以下、OCH)と香港ISL HKは28日、OCHサービスの香港企業への提供や、日本企業が香港へ進出する際のISL HKの現地サポートなど、沖縄をゲートウェイとした相互サービス提供による協業を開始すると発表した。

 第一弾として、沖縄を起点に首都圏とアジア(香港、シンガポール)間を光ケーブルで結ぶ通信ネットワーク「沖縄国際情報通信ネットワーク」を活用し、OCHが運営するIXサービス「JPIX沖縄」を、2月1日より香港企業へサービス提供開始することで合意した。

 サービスは、香港内の事業者向けに、OCHが運営するJPIX沖縄を沖縄国際情報通信ネットワークを経由して香港ユーザーから直接接続をすることができるサービスとなる。これにより、香港内の事業者は、東京に向けた長距離回線を手配することなく、沖縄をゲートウェイとして、JPIX首都圏サイトの利用者である約200社の事業者と広帯域・低遅延・低価格で接続することが可能となる。

 OCHと、香港現地法人として香港内データセンター運用、ISP事業、専用線接続事業、システムインテグレーション事業をワンストップで提供しているISL HKでは、互いの強みを生かしつつ、アジア有数の国際情報通信ハブである沖縄県の優位性を活用して、香港事業者がビジネスの新たな発展につなげる手伝いをすると説明。さらに今後は、沖縄・香港間のデータセンター連携、沖縄からの香港IX直結ノードの設置など、沖縄と香港間の接続性を強めることで、沖縄県のICTインフラ基盤の活用を促進していくとしている。