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UiPath、Sales Cloudの操作自動化を安定・安全・高速化する「Connector for Sales Force Automation」を提供開始

 UiPath株式会社は25日、CRMプラットフォーム「Salesforce Sales Cloud」の操作自動化を安定・安全・高速化する「Connector for Sales Force Automation」の提供を開始した。第一号ユーザーとして、三井住友カード株式会社が試験運用を行っているという。

 Connector for Sales Force Automationは、RPAソフトウェアの「UiPath」とSalesforce Lightning PlatformをAPI連携し、データの追加や削除、更新、取得といったSales Cloudの操作を自動化するソリューション。

 従来、UiPathユーザーがこうした操作を自動化する際は、UIベースでロボットを開発し実行しているが、Sales Cloudのアップグレード時やカスタマイズ時などにUIが変更されるとエラーが発生してしまうケースが多く、そのたびにロボットの仕様も変更する必要があった。

 Connector for Sales Force Automationは、API連携によりバックグラウンドで動作するため、UIの変更に左右されることなく、APIの仕様が変更されない限り、開発済みのロボットを安定して実行し続けられる。

 また、Connector for Sales Force Automationでは、Sales Cloudへのログイン操作から自動化することができるため、Sales Cloudの画面が立ち上がることなく、バックグラウンドで自動的に操作が実行される。ロボットとウェブ画面のやりとりが減少することでエラー発生率が削減され、自動化業務を安全に実行できる。

 データ入力などの作業も大幅に高速化が可能。たとえば、Sales Cloudで数十個の登録項目のある取引先情報更新を行う場合、手作業では数十分、UIベースで開発したロボットを実行した場合も、ある程度の処理時間を要するが、Connector for Sales Force Automationを利用した場合、バックグラウンドで一括処理されるため、所要時間を数十秒に短縮できる。

 Connector for Sales Force Automationは、UiPathユーザーに無償提供される。インストールは数分で完了でき、ロボット開発についても従来のUIベースでは人による操作をレコーディングするなどにより数時間を要していたものが、1時間程度で実行可能になるとしている。