ALSIの企業向けWi-Fiセキュリティサービス、「プライベートサーバー」オプションを提供

　アルプス システム インテグレーション株式会社（ALSI）は15日、企業向けWi-Fiセキュリティサービス「Wi-Fi Security for Business」において、新オプション「プライベートサーバー」を追加し、同日より提供を開始すると発表した。

　Wi-Fi Security for Businessは、企業が公衆無線LANを安全に利用するためのサービスで、すべての通信をVPN経由で暗号化することにより、セキュリティを確保した状態での公衆無線LANの利用を実現している。

　一方で企業では、セキュリティを向上させるために、クラウドサービスへの接続を特定のIPアドレス以外は許可しないようにする、といった運用は一般的に行われている。こうした運用において、外出先からクラウドサービスを利用する場合は、いったん社内を経由させることでIPアドレスの制限を回避するケースが多い。しかし、このような接続を行うためには企業側でリモート接続環境を構築する必要があり、費用などが負担になっているという。

　これに対して今回提供するプライベートサーバーオプションでは、外出先などからクラウドサービスへのアクセスを行う場合にプライベートサーバーを経由させ、そのIPアドレスからクラウドサービスへのアクセスを許可することで、IPアドレスの接続制限をかけたまま、外出先からクラウドサービスへの容易なアクセスを可能にするとしている。

　利用にあたっては、接続先サーバー一覧からプライベートサーバーを選択するだけでよく、サーバーのメンテナンスも必要ないとのことだ。

　価格は、サーバー1台あたり月額2万5000円（税別）。現在はiOSとAndroidが対応しており、Windows版は今後の対応を予定している。