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ユーザーローカル、ディープラーニングで文章から感情を自動判定する「感情認識AI」を提供開始

 株式会社ユーザーローカルは17日、テキスト中の感情をディープラーニングで読み取る「ユーザーローカル感情認識AI」の提供を開始した。無償で利用できるページを公開しており、自社ウェブサイトやスマホアプリへの組み込みを検討の場合は要問い合わせ。

 感情認識AIは、数千万件以上のクチコミデータをディープラーニングで事前学習させたもので、文章を投入すると「喜び」「好き」「悲しみ」「恐れ」「怒り」の5感情に分類して数値化できる。

「ユーザーローカル感情認識AI」の画面

 テキストから肯定的/否定的な意見(ポジネガ)の判定や感情を推定する場合、これまでは文をまず単語分解し、各単語が持つ意味から分析することが一般的だったが、感情認識AIではディープラーニングにより、文字の並び方のパターンや文末の細かなニュアンス表現から、感情を読み取れるようにしている。

 ユーザーローカルでは、感情認識AIを利用することで、アンケート自由記入欄の定量評価、クチコミ掲示板の炎上チェック、コールセンターのカスタマーサポート記録の精査、人事面談記録・日報などの社内文書の分析の自動化といった、これまで活用できていなかった大量のテキスト情報に付加価値をつけられるとしている。