フォーティネット、フォーティネットセキュリティファブリックを拡張し、AWS向けの新しいセキュリティ自動化機能を導入

　米Fortinet（以下、フォーティネット）は11月28日、仮想、クラウド、オンプレミスのあらゆるネットワークセグメント、デバイス、アプライアンスの広範な保護と可視化を実現する「フォーティネットセキュリティファブリック」を拡張し、Amazon Web Services（AWS）向けの新しいセキュリティ自動化機能を導入すると発表した。

　新しい機能や拡張のうち、管理機能と自動化機能については、新しい自動化テンプレート、FortiCASBによる構成評価、およびAmazon API Gateway用のウェブアプリケーションファイアウォール（WAF）ルールセットを導入し、人的エラーへの耐性を高めたセキュリティサービスの効率的かつ自動化されたロールアウトを容易にした。

　また、すでに存在するAWS向けのフォーティネットセキュリティ製品群に、AWSセキュリティハブのサポートを追加。AWS Container Marketplace内でもWAFのFortiWebを提供するようになり、AWS上で動作するアプリケーション向けに、APIレベル、VMレベル、およびコンテナレベルでの多層セキュリティ保護を強化した。

　DevOpsチームのためのネイティブ統合としては、フォーティネットの新しいAPI Gateway用WAFルール、初期デプロイに関するクイックスタートガイド、およびAWS Transit Gatewayのサポートにより、 DevOpsチームがセキュリティを自動化されたアプリケーションライフサイクルルーチンに簡単に統合できるようになる。

　また、フォーティネットは、AWS Consulting Partner Private Offerプログラムへの参加を認められ、AWS Marketplaceでソリューションを販売しているベンダーの1つであり、このプログラムへの参加により、フォーティネットのパートナーはAWSの顧客に対して、クラウドアプリケーション向けのフォーティネットのセキュリティソリューションを簡単に提供できるとしている。

　フォーティネットでは、新しいサービスと機能により、AWSユーザーは最善の多層セキュリティをアプリケーションライフサイクルルーチンおよびワークフローにネイティブに導入できるようになり、リスクが大幅に低減し、クラウドにアプリケーションをデプロイする際にも安心できるとしている。