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グレープシティとアールスリーのkintone向け製品が連携、kintone活用の幅を拡大

 グレープシティ株式会社は13日、アールスリーインスティテュート(以下、アールスリー)が開発・提供しているkintone向けカスタマイズツール「gusuku Customine(グスク カスタマイン)」と、kintoneの入力効率を高める自社製品「krewSheet(クルーシート)」が連携したと発表した。

 krewSheetは、サイボウズの業務アプリ作成プラットフォームであるkintoneの一覧を、Excelライクな操作性で編集したり、フィルタリングしたり、条件付き書式を設定したりできるプラグイン。一方のgusuku Customineは、kintoneをノーコードでカスタマイズできるサービスで、JavaScriptによるプログラミングを必要とせず、業務フローや運用ルールに合わせたカスタマイズが誰でも手軽に行える特徴を持つ。

 今回の連携では、gusuku Customineのアップデートにより、krewSheetが提供するイベントAPIに対応。krewSheet上でkintoneのデータを保存したり、編集したり、削除したりするタイミングを利用してフィールドの値を変更するといった動的な処理が、ノーコードで実現できるようになったという。

 これにより、krewSheetの一覧上でも、データを保存したタイミングで入力値が正しいかどうかをチェックし、正しくない場合はエラーを表示したり、ある項目のデータが変更されたタイミングでほかの項目の内容を変更したりするなど、業務ルールに合わせた処理が自動的に行えるようになるとのこと。

 なお現時点では、krewSheetで複数のレコードを一括編集した場合の、各レコードに対する処理は未対応で、単一レコードのみ処理可能としている。

案件確度が「A」のときに単価と数量が入っていない場合にエラーを表示、という利用例での、gusuku Customineの設定(左)とkrewSheet上での表示(右)