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企業情報DBの利用で名刺管理における名寄せ精度を向上――、Phone Appliとランドスケイプが提携

 株式会社Phone Appliと株式会社ランドスケイプは5日、Salesforce版のWeb電話帳「PhoneAppli for Salesforce」が提供している名刺管理機能と、ランドスケイプが保有する約820万拠点の企業データベース「LBC(Linkage Business Code)」が連携することにより、取引先企業情報の名寄せの精度と柔軟性を大幅に向上させる「LBCによる超名寄せ」機能を提供すると発表した。提供開始は2019年第1四半期を予定している。

 名刺管理ソリューションでデータ化した名刺情報を、さまざまな用途で活用しようとする場合、取引先企業情報の管理が重要になる。しかし、従来の企業名による名寄せでは、企業名の間違い(大文字、小文字など)、名刺記載の情報と正式な社名との差異、同じ企業名を持つ複数の企業の存在などにより、必ずしも正しい一致判定が行えるとは限らず、データの不正確さの増大、およびその修正に時間がかかるなどの課題があったという。

 これに対して「LBCによる超名寄せ」機能では、OCR、あるいはオペレータ入力によってデータ化された情報を、LBCに基づく企業コードを付与してSalesforceの連絡先情報に登録することで、企業名だけではなく企業コードを基にした一致判定が可能になるとした。

 これにより、社名のゆらぎ・同名他社などによる誤判定を防ぎ、正確な企業名寄せによって取引先情報の精度が向上。取引先責任者(人物情報)を、本社以外(支社・支店)へ関連付けることも可能になる。

 また、ランドスケイプが提供する顧客データ統合ツール「uSonar」、データクレンジングなどのソリューション/サービスの利用により、蓄積された企業コードを活用し、さらなる営業・マーケティング支援が可能になるとしている。