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インフォコム、Web ERP「GRANDIT V3.0」向けのプロジェクト原価管理/継続契約管理テンプレートを提供

 インフォコム株式会社は5日、Web ERP「GRANDIT V3.0」対応のプロジェクト原価管理テンプレート、および継続契約管理テンプレートの提供を開始したと発表した。

 GRANDITは、コンソーシアム方式により、さまざまなSI企業のノウハウを集大成して製品化されたWEB ERPソフトウェア。経理、債権、債務、販売、調達・在庫、製造、人事、給与、資産管理、経費といった機能を提供している。また最新版のGRANDIT V3.0では、マルチブラウザ対応に加えて、業務を自動化するRPA連携、ほかの業務システムとの連携を支援するWeb APIといった機能を実装し、さらなる機能強化を図っているとのこと。

 今回提供するテンプレートのうち、プロジェクト原価管理テンプレートは、工事進行基準対応で求められるプロジェクト原価管理機能を実装したオプション。案件を「プロジェクト(契約)」として管理し、プロジェクトごとの収支管理・個別原価管理の進ちょくを可視化できる。なお、このテンプレートは、従来のカスタマイズ手法と比べ導入期間、コスト、品質面で優れており、これまでに約30社での導入実績があるとしている。

 一方の継続契約管理テンプレートは、保守サービスなどの定期的な売上、仕入れ処理プロセスを自動化できるオプション。台帳データベースの中に、顧客との契約情報と、その契約に関連する業者との取引情報をひも付けて管理でき、月末など任意の締め日に、台帳情報を参考にして複数の案件を取りまとめ、一括処理する機能を備えた。

 一括処理の前に、PC画面に表示される一覧で対象の案件を選択したり、当月のみ臨時で金額を変更したりすることも可能だ。なお、金額変更に関してはワークフローを使用し、統制環境を実現するとしている。

 なおインフォコムでは、これらのテンプレートとRPA、AI-OCR連携による紙帳票の自動取り込みや、経費精算サービスなど業務効率化を支援するオプション製品を組み合わせ、統合業務ソリューションとして、情報サービス業、建設・工事業、保守メンテナンス業をはじめとする幅広い業界へ販売を進める考えだ。