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CTC、Cohesityのハイパーコンバージド型セカンダリストレージを取り扱い開始

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は5日、米Cohesityの日本法人Cohesity Japan株式会社と代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、同社のハイパーコンバージド型ストレージシステム「Cohesity C2000/C3000シリーズ」を取り扱い開始する。

 企業内には、業務環境で日常利用されている本番データ以外にも、バックアップやアーカイブ、また開発用途、分析用途などで用いられる二次的なデータが多数存在しているが、こうしたデータはさまざまな場所に分散して保管される傾向にあるため、システムの効率化やセキュリティへの対応といった観点から、統一的な管理が求められている。

 「Cohesity C2000/C3000シリーズ」は、こうした二次的なデータを保存しているストレージ(セカンダリストレージ)を統合し、統一的なデータ管理を実現する製品。NFS/SMBやS3といった一般的なストレージプロトコルに対応し、クラウドを含めたストレージの統合管理を実現するという。

 グローバル重複排除や圧縮技術によってストレージ使用量の削減が可能なほか、データの増加に合わせてパフォーマンスを落とさずに拡張できるため、初期投資を抑えた導入が可能。既存システムでの投資を無駄にすることなく、データ活用を促進する統合基盤を構築できるとのこと。

 CTCでは、オンプレミスやクラウドでの大規模なストレージシステム構築実績があり、Cohesity C2000/C3000シリーズの取り扱いにあわせて、同製品を使用したストレージシステムの構築や運用を支援するほか、既存環境でのデータ利用状況診断、各種システムとの連携、データ移行などのサービスも提供するとした。

 なお主な対象企業としては、サービスプロバイダ、製造業、流通業などを挙げており、3年間で20億円の売上を目指すとしている。