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ネットワールド、米Cohesityの統合型セカンダリストレージを8月より提供

 株式会社ネットワールドは1日、米Cohesity(コヒシティ)と1次代理店契約を締結し、ハイパーコンバージド型セカンダリストレージ「Cohesity C2000シリーズ」「同 C3000シリーズ」を8月より提供開始すると発表した。

 Cohesityは、Google出身で、NutanixではCTOを務めたMohit Aron(モフィット・アーロン)氏が2013年に設立した企業。さまざまな用途で分散してしまっているストレージのサイロ状態を解消し、データ利活用を重視してストレージシステムを変革することを目指しているという。

 そのCohesityのストレージ製品は、ノード追加による無制限の拡張性、高い効率性を兼ね備えた独自の分散ファイルシステム「SpanFS」を搭載。あらゆる用途のセカンダリストレージを統合し、プライマリストレージ環境を補完できるよう設計されているとのこと。

 プロトコルは、NFS/SMBとS3 Object Storeのマルチプロトコルに対応し、グローバル重複排除、ノード間をまたいだストレージプールの作成、無制限のスナップショットクローンデータの作成などが可能。複雑なバックアップ運用の簡素化や、実データを基にしたクローンデータを開発/テスト環境へ提供するなど、データの利活用を効率化するとしている。

 提供モデルのうちCohesity C2000シリーズは、2Uの筐体に最大4つのノードを搭載したアプライアンスで、ディスクやメモリの容量、CPU、ネットワークポート数などの違いにより5つのモデルを用意する。データ増加に応じたノード拡張は無停止で行えるとのこと。

 一方のCohesity C3000シリーズは、より大規模で、データインテンシブなワークロードでの活用に向く。

Cohesity C2000シリーズの表面(左)と裏面(右)