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アライドテレシス、ビル中央監視システムに対する自社の管理/セキュリティソリューションの有効性を検証

 アライドテレシス株式会社は3日、森ビル株式会社、株式会社きんでんの両社と、ビルの中央監視システム(疑似環境)向けサイバーセキュリティ対策の共同検証を10月22日に実施したと発表した。

 今回は、運用中の中央監視システムにおいて、アライドテレシスの統合ネットワーク管理ソリューション「Allied Telesis Management Framework(AMF)」、SDN/アプリケーション連携ソリューション「Secure Enterprise SDN(SES)」を用いたサイバーセキュリティ対策の実施を想定。3社は中央監視模擬システムを構成し、AMFを利用した中央監視システムへの可用性、SESを用いた不正侵入端末防止などのセキュリティ対策の有効性をそれぞれ検証した。

 具体的な検証項目は以下の4項目となる。

1)SESによってHIM/PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)などの接続許可端末の探索と登録を行い、模擬運用の開始(ホワイトリストアクセス)
2)不正侵入端末をセキュリティスイッチに接続し、不正接続の検知および対象通信を遮断
3)セキュリティスイッチに対し、AMFからスイッチのファームウェアなどを自動ダウンロード
4)予防保全(定期メンテナンス)時の新品交換を模して、交換したセキュリティスイッチへのAMFによるバックアップデータ自動ダウンロードと、運用の自動再開

 なお、これらすべての検証項目に関し想定通りの結果を確認できたとのことで、今回の検証結果において、AMF・SES両機能により、ビルの中央監視システムにおいても、セキュアでレジリエンシーな制御ネットワークを提供可能なことが確認できたとしている。