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東京ガス、SAP BusinessObjectsの保守サポートをリミニストリートに切り替え

 日本リミニストリート株式会社(以下、リミニストリート)は30日、東京ガス株式会社が、BIツール「SAP BusinessObjects」の保守サポートをリミニストリートの第三者保守サービスに切り替えたと発表した。東京ガスではこの契約により、受けられるサポートサービスが強化されるほか、保守費用の大幅な削減を実現しているという。

 東京ガスでは2005年から、SAP BusinessObjectsを用いて、システムを利用するユーザー自身が基幹システムのデータを抽出し、各種レポーティング業務を行ってきた。しかしシステムを継続利用するにあたって、アプリケーションのサポート終了などからバージョンアップを行う必要が生じるものの、その有効性に疑問を持っていたという。

 また、アップグレードには費用がかかるのみならず、その際はユーザーインターフェイス(UI)が変更されるため、その操作習得にかかる時間や、そのサポートに人員が割かれることを懸念していたとのこと。

 こうした課題を解決するため、東京ガスグループ各社のIT管理を担う東京ガスiネット株式会社は、新たなITソリューションについての情報収集を進める中で、第三者保守も視野に入れて改善策を検討。アプリケーションのサポート終了期限が迫る中で、現行のシステムを最大限に維持できるリミニストリートの保守に切り替えることを決定し、快適な作業環境である現状のシステムを維持することで、新たな効率化を実現したとしている。

 東京ガスでは、リミニストリートの採用により、SAP BusinessObjectsを対象とする、より包括的なサービスを迅速に受けられるようになったほか、契約したその日から、現行のソフトウェアをアップグレードせず、最短でも15年間にわたり継続利用できることを保証されたという。

 加えて、年間サポート費用を既存の半額に削減。カスタマイズされたシステムへのサポートも含めると、保守費用の大幅な削減が実現した。

 なお、リミニストリートの保守サービスでは、平均15年の経験を有するシニアレベルの専任サポートエンジニア(PSE)が割り当てられ、SLAも保証されているとのことで、こうしたサポート品質も、東京ガスがリミニストリートを選定した大きな要因として挙げられている。