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日通総合研究所とゼンリンデータコム、フォークリフトの稼働状況を可視化する「ろじたんフォーク」

“本当に必要な”フォークリフトの台数を算出

 株式会社日通総合研究所と株式会社ゼンリンデータコムは29日、倉庫・工場内におけるフォークリフトの稼働状況を可視化し、フォークリフトの台数を算出するサービス「ろじたんフォーク」を発表した。12月よりサービスの提供を開始する。

 「ろじたんフォーク」は、日通総研の倉庫作業の計測サービス「ろじたん」と、ゼンリンデータコムの「屋内動態管理ソリューション」を組み合わせ、フォークリフトの稼働状況を可視化するサービス。フォークリフトと倉庫・工場内の壁・柱・天井などに設置したビーコンおよびセンサーを利用することで、搭乗・積載・位置データの計測・収集を行えるという。

 フォークリフト作業者は作業開始前にアプリを立ち上げ、終了後にデータ送信するだけでよく、庫内作業中のスマートフォンへの入力は必要ない。

 また、ゼンリンデータコムの屋内測位技術を組み合わせ、フォークリフト動線などの情報を取り込むことにより、フォークリフトの稼働状況の可視化と必要台数の算出を実現したとのこと。

 なお、「ろじたん」で蓄積したノウハウを基に、日通総研の物流コンサルタントが「事前準備」「設置・計測」「データ集計・分析・定型レポート作成」をワンパッケージにして提供するため、導入企業側での導入時、計測時の負担が少ない点も特徴。レポートでは、日通総研の物流改善のノウハウを活用して分析を行い、フォークリフトの適正台数と改善の助言を提供するとしている。

 価格は個別見積もりだが、例として、フォークリフトが10台、倉庫の広さが約1500平方メートルの場合では120万円となる。