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ソリトンとオレガ、ストレージ仮想化技術搭載の小型ファイルサーバー「VVAULT BOX」を発売

 株式会社ソリトンシステムズ(ソリトン)と株式会社オレガは21日、オレガが開発するストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT(ブイボルト)」とファイルサーバーログ管理ソフトウェア「VVAULT AUDIT」を統合し、小型ファイルサーバー「VVAULT BOX」として提供すると発表した。12月3日の発売を予定しており、サポートは、ハードウェア、ソフトウェアともにオレガが一括して担当する。

 VVAULT BOXは、バッファローのWindows Storage Server 2016 Standard Edition搭載NASをベースに、VVAULTのストレージ仮想化技術とVVAULT AUDITのセキュリティ機能を組み合わせた小型ファイルサーバー。ユーザー数が100名程度までの中小企業、大企業の地方拠点など、システム管理者が不足しがちなIT環境を主な対象に、“購入してすぐ使える安全なファイルサーバー”として提供するという。

 デスクサイドに設置できるコンパクトな筐体ながらも、ハードウェアRAIDとシステム領域のSSD化による高速動作を実現。複数のストレージを統合して大容量の仮想ドライブを構築可能なVVAULTのストレージ仮想化技術を利用することで、オンラインでの柔軟な容量拡張に対応する。

 またCDP(継続的データ保護)バックアップ専用外付HDDを同梱し、バックアップデータの世代管理も行えるとした。

 セキュリティ機能としては、ファイルアクセスログ管理とルールに基づくアクセス監視機能、ランサムウェア感染端末からの攻撃検知とアクセスブロック機能などを利用できる。

 今回は先行販売モデルとして、ストレージ容量3TB(RAID5構成時)、CDPバックアップ専用外付HDD 3TB(RAID1構成時)、「VVAULT Professional」「VVAULT AUDIT Enterprise」の5年ライセンス、ハードウェアの先出しセンドバック5年保守などを含む「VVAULT BOX 3TB」が提供され、価格は248万円(税別)。なお、販売はダイワボウ情報システムを通じて行われるとしている。