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パナソニック、ボックス型のハイエンドスイッチ「ZEQUOシリーズ」2モデルを2019年3月に発売

 パナソニックESネットワークス株式会社(以下、パナソニック)は15日、ボックス型のハイエンドスイッチ「ZEQUOシリーズ」2モデルと、PoE給電対応スイッチ「FA-ML4TPoE+」を、2019年3月より販売開始すると発表した。

 ZEQUOシリーズは、全ポートがGigabit Ethernet(GbE)に対応するとともに、豊富な認証機能を搭載したボックス型レイヤ2スイッチ。1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×28ポート(うち4ポートはSFPとのコンボ)の「ZEQUO 2300」と、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×20ポート(同)の「ZEQUO 2310」がラインアップされる。

 認証機能としては、MACアドレス認証、Web認証、IEEE 802.1Xユーザー認証に対応し、1ポートで複数の認証を混在可能な「トリプル認証」や、ユーザー認証と端末認証を段階的に行える「ステップ認証」にも対応しているため、セキュアなネットワーク構築が可能という。

トリプル認証
ステップ認証

 またZEQUOシリーズは、IGMPクエリアとIGMP Snooping機能によりIGMPパケットを監視し、不要なデータが端末に流れないようにフィルタリングすることが可能。動画配信などの大容量データも効率よく処理するので、カメラネットワークのバックボーンとしても使用できるとした。

 なお、ZEQUOシリーズの設定はCLIとWeb GUIに対応しており、ネットワーク技術者でも、現場のエンドユーザーなどネットワーク機器を使いなれない人でも、設定変更などを容易に行えるとのこと。

 筐体は騒音を軽減するファンレス構造を採用しており、動作環境温度を50℃まで対応させている。

 価格(税別)は、ZEQUO 2300が19万8000円、ZEQUO 2310が16万5000円

 一方のFA-ML4TPoE+は、ポートあたり30WまでのPoE給電が可能なレイヤ2スイッチ。PoE給電に対応した100BASE-TX/10BASE-T×4ポートに加え、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-TとSFPのコンボ×2ポートを備えている。

 また、ネットワークカメラやアクセスポイントなどのPoE受電機器のフリーズを検知し、本体のPoE給電をOFF/ONしてPoE機器をリブート(再起動)させる「PoEオートリブート」機能も搭載しているとのこと。

 価格(税別)は6万8000円。