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NRIセキュア、ブロックチェーン技術を用いるスマートコントラクトを対象としたセキュリティサービス
2018年11月8日 16:07
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)は8日、ブロックチェーン技術を活用した情報システムやサービスを対象に、セキュリティの脆弱性を検知するサービス「ブロックチェーン・セキュリティ・モニタリング」を提供すると発表した。第1弾として、Ethereum(イーサリアム)上のスマートコントラクトを対象にしたモニタリングサービスを提供する。
「ブロックチェーン・セキュリティ・モニタリング」は、ブロックチェーン技術を用いるスマートコントラクトを対象としたセキュリティモニタリングサービス。NRIセキュアが以前から提供しているセキュリティログ監視サービス「NeoSOC」に、複数のスキャンツールを導入することで実現した。
スマートコントラクトとは、あらかじめ設定した条件に合致する取引の申請が発生すると、プログラムにより所定の契約が自動的に実行される仕組みのこと。NeoSOCでは、対象となるスマートコントラクトの動きを監視し、新たな脆弱性を検知した場合、本サービスの契約企業に通知してくれる。通知を受けた企業では、該当するプログラムの利用やシステムの処理を停止するといった措置をとることで、攻撃を早期に防げるようになるとしている。
なお同サービスの提供にあたり、NRIセキュアでは、ツールの1つとして米国のフィンテック企業ConsenSys Diligenceが提供する、スマートコントラクトのセキュリティ診断・分析ツール「Mythril(ミスリル)」を導入した。Mythrilは、自動的にスマートコントラクトの動作を診断し、隠れていた脆弱性を発見できる特徴を持っており、NRIセキュアは今回、日本で初めてConsenSysの「開発パートナー」になったという。