ユニアデックス、Big Switchのオフィスネットワーク向けSDN製品を提供

　ユニアデックス株式会社は7日、Big Switch Networks（以下、Big Switch）が提供するオフィスネットワーク向けSDN製品「Big Cloud Fabric for Campus Core」の提供を開始した。

　ユニアデックスとBig Switchでは、データセンターネットワークにおけるシンプルな運用と迅速な対応を実現したSDN製品「Big Cloud Fabric」を提供してきた。Big Cloud Fabric for Campus Coreは、Big Cloud Fabricの主力機能やライセンス形態はそのままに、データセンター向けの機能の一部を省略し、ビルや建物内のオフィスネットワーク向けの製品として提供する。

「Big Cloud Fabric for Campus Core」概要図

　製品を構成する「Big Cloud Fabric Controller」は、ソフトウェア型のSDNコントローラーで、SDNコントローラーからの一括運用による管理負荷の軽減、ダウンタイムの削減、人的ミスの削減の3点で、従来型の製品と異なると説明。運用担当者のインテント（意図）に基づき、SDNコントローラーが各イーサネットスイッチ内の「Switch Light OS」を制御し、高品質なネットワーク環境と配下の複数のネットワーク機器をあたかも一台のスイッチのように管理することが可能となり、これによりダウンタイムが少なく、堅牢でシンプルな運用環境を提供する。

　ユニアデックスでは、国内でもオフィスネットワーク内でのSDNの活用のニーズは高いことから、Big Cloud Fabric for Campus Coreをラインアップに加え、構築から運用・保守まで一括提供すると説明。Big Cloud Fabric for Campus Coreを、医療・金融業界や官公庁をはじめ、幅広い企業・組織に安価に提供することで、日本国内でのSDN関連製品市場の活性化とビジネス拡大を目指すとしている。