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AIによる画像判定で目視検査の自動化を支援、安川情報システムのクラウドサービス「MMEye」

 安川情報システム株式会社は3日、目視検査の自動化を支援するAI画像判定サービス「MMEye(エムエムアイ)」を、11月より販売開始すると発表した。

 MMEyeは、異常の検知やレベル判定、分類など、目視検査の自動化を支援するクラウド型のAI画像判定サービス。安川情報システムが培ってきた、製造工場の検査工程などに向けた画像処理技術とAI技術「Paradigm」を組み合わせ、導入しやすいクラウドサービスとして提供する。

 AIがあいまいさを含めた人間による判定結果を機械学習し、自動で判別モデルを作成するので、導入にあたってのパラメータ設定は不要なほか、人間並みの判別を実現する点が特徴。また、本格導入前にトライアルサービスを利用し、AI画像判定の効果を確認することもできる。

 なお、AIに機械学習させるためには大量の学習用画像データを収集する必要があるが、安川情報システムの持つサンプル画像自動生成技術を用いることで、少数の画像から自動で類似画像を生成できるため、学習用画像収集の手間を大幅に削減可能とした。

 加えて、検査を行う現場に設置するエッジ端末でAI画像判定を行う仕組みにより、リアルタイム処理を可能にしているとのことだ。