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Symantec、DLP製品のOffice 365向け保護機能を強化

 米Symantecは9月25日(米国時間)、情報漏えい対策製品「Symantec Data Loss Prevention(DLP)」において、Office 365向けの保護機能を強化したと発表した。

 Symantec DLPは、オンプレミス、モバイル、クラウドの各環境において、重要なデータを保護し情報漏えいを防止する製品。社内や外出先、クラウドなど場所を問わずに、機密データ使用の検出、監視、保護を包括的に提供するという。

 今回の新版であるSymantec DLP 15.1では、Office 365とGmail内にある機密性の高いメール、添付ファイルを、IDベースの暗号化とDRM(デジタルライツマネジメント)により自動的に保護するという。なお、この機能はSymantec DLPと「Symantec Information Centric Encryption(ICE)」の連携により実現され、第三者と共有される機密データを対象として保護と追跡を行えるとしている。

 また、ファイルやメールに手動で適用されたタグを読み取り、指定された機密レベルに基づいて自動的に保護する機能を搭載。さらに、ポリシーテンプレートと、「Symantec Information Centric Analytics(ICA)」が持つリスクベースのレポート機能により、EUのGDPR(一般データ保護規制)コンプライアンス関連のデータリスク監視が容易になるとしている。