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コウェル、IBM Notes/Dominoの他製品への移行を支援するアセスメントツールを販売開始

 株式会社コウェルは27日、IBM Notes/Domino(以下、Notes)の利用状況を抽出・調査・分析し、他のプラットホームへ移行する際の概算工数を算出するアセスメントツール「Coibumi Notes Assessment(以下、Coibumi)」の販売を開始した。

 コウェルでは、ビジネス環境の変化によりグループウェアなどコミュニケーション基盤の刷新を検討する企業が増えており、特にNotesからの移行を検討する企業が少なくないと説明。一方で、現状環境の調査を行うアセスメントツールは移行先のアプリケーションベンダーが提供するケースが多く、最初に移行先のアプリケーションを選定する必要があり、また、ツールのみで移行を行うと効率的な反面、移行できる機能が限定されることも課題になっているという。

 Coibumiでは、アセスメントツールを用いて自動でNotes DBなどを抽出し、概算見積を算出する「事前アセスメント」により、移行計画の立案に必要な既存のNotesの情報を抽出・調査・分析し、移行する機能や移行に必要な概算工数を短期間、低コストで算出する。移行先のアプリケーションを特定のベンダーに限定しない汎用性があり、移行する機能による難易度、工数係数などのパラメータ設定が可能なため、エンドユーザーのみではなく、システムインテグレータにも活用できる。

 また、事前アセスメントの結果を踏まえて行われる「詳細アセスメント」では、手動によるNotes DBの分析を行うことで、ツールでは判別できない機能のアセスメント、設計工程に必要なグレードの移行工数算出を行う。

 製品の価格(税別)は、エンドユーザー用の「Coibumi Notes Assessment(EU)」が25万円、SIer用の「Coibumi Notes Assessment(SI)」が50万円。

 コウェルでは現在、ビジネスアプリケーション系ではSharePointの開発・マイグレーションサービスを展開しており、今後は開発・マイグレーション対象をSharePoint以外にも拡充し、移行ツール関連ではアセスメントに加え、データ移行工程、テスト工程のツールなども「Coibumi」シリーズとして開発・販売予定としている。