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AppleとSalesforce.comが提携、モバイルアプリ開発を促進

 米Appleと米Salesforce.comは24日(米国時間)、モバイルアプリケーション開発に関する戦略的パートナーシップを発表した。iOSとSalesforce CRMを連携させ、ユーザーの活動を支援する新たなビジネスアプリの提供を提供していくという。

 Salesforce.comでは今回の提携により、Appleと共同で、iOS上のみで動作する新機能を備えた、ネイティブモバイルプラットフォームに対応したアプリを再設計するとのこと。具体的には、SiriショートカットやFace ID、ビジネスチャットといったiOS上でのみ実現する優れた顧客体験を提供するために、CRMモバイルアプリのSalesforce Mobile Appを再設計するという。また、新たにTrailhead Mobile Appを提供するほか、パートナーは、それぞれの業種や中小企業に特化した、顧客ニーズに対応するiOSアプリを提供可能になるとしている。

 なお、Salesforce Mobile Appは2019年初頭、Trailhead Mobile Appは2019年後半の提供開始を見込む。

 あわせて、Salesforce開発者向けのツールおよびリソースとして、Appleの最新プログラミング言語であるSwiftに最適化され、iOSにネイティブで対応するSDK「Salesforce Mobile SDK for iOS」も2018年内に提供される予定。これにより、企業や開発担当者は、Salesforce Lightning Platform上において、iPhone/iPad向けアプリを開発したり導入したりできるようになるとした。

 さらに、Salesforceの無料オンライントレーニングサービス「Trailhead」において、新たにiOSアプリ開発コース「Get Started with iOS App Development Trail」を提供するとのこと。