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ドン・キホーテ、基幹系システムをAWSへ全面移行 ITインフラの拡張性やBCP対応などを実現

 株式会社ユニックスと株式会社システムサポート(以下、STS)は12日、株式会社ドン・キホーテが、基幹系システムをAmazon Web Services(AWS)へ全面移行したと発表した。移行作業は2017年6月から2018年4月にかけて行われ、4月より稼働を開始している。

 ドン・キホーテでは、商品の受発注や売上・利益・在庫管理などを行う基幹系システムに、ユニックスのパッケージソリューション「NextTAURUS」を採用しており、オンプレミス型のシステムとして利用されていた。

 しかし、会社の成長に合わせた柔軟なITインフラ拡張や、災害時の事業継続計画(BCP)強化が課題となっており、それらの課題を解決するため、ドン・キホーテはAWSへの移行を決定。ユニックスがプロジェクト全体を主導し、移行に伴うアプリケーションの再実装やオンプレミスからの切り替えを行った。

 またSTSは、AWSを活用した拡張性および災害発生時の可用性に対するアーキテクチャやインフラ設計の支援と、環境構築を担当。移行に先立っての動作検証、チューニングを綿密に実施したことで、切り替えに伴う業務停止時間を数時間で完了させたという。

 このシステム移行により、新規出店やM&Aなど、成長を続けるドン・キホーテのビジネス規模拡大に合わせて、より迅速にITインフラの拡張が可能になったほか、災害時などにもシステムを継続利用できるようになったとのこと。

 また、システム監視の無人化・自動化などを同時に導入したことで、保守運用コストの削減が見込まれている。