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DDS、多要素認証基盤「EVE MA」とシンクライアントデバイス「RX-HDX」の連携を実現
2018年9月10日 16:21
株式会社ディー・ディー・エス(以下、DDS)は10日、多要素認証基盤「EVE MA」と、株式会社ネットワールドが販売するRaspberry Piベースのシンクライアントデバイス「NComputing RX-HDX(以下、RX-HDX)」との連携検証を完了し、仮想化環境利用時の本人認証によるセキュリティ強化をネットワールドと推進していくと発表した。
DDSでは、情報セキュリティ対策強化や働き方改革対応に向けた柔軟なインフラ環境構築において、仮想化環境の採用が増加していると説明。こうした状況の中、シンクライアントデバイスRX-HDXを、利用者への影響を最小限にセキュリティ強化が可能な多要素認証基盤EVE MAと連携させることで、なりすましや不正ログインによる顧客情報などのユーザー資産の漏えい防止を実現するとしている。
連携では、RX-HDXのCitrix Virtual Apps and Desktops環境上で動作する業務アプリケーションのログイン画面を、EVE MA IDマネージャーに登録することで、ログイン画面に、EVE MAの認証画面を適用できる。また、Windowsロック解除にも、EVE MAの認証画面を適用できる。
適用後は、これまで手入力していたID・パスワードをEVE MAが代行するため、ユーザーは、RX-HDXに接続した株式会社モフィリア製指静脈認証ユニット「FVA-U3SX」を利用してEVE MAの認証を行うだけで、各アプリケーションへのログイン、Windowsロックの解除ができるようになり、より簡単でセキュリティ強度の高い運用が可能となる。