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マクニカネットワークス、米Sight Machineと代理店契約を締結、製造業に特化したデータ分析プラットフォームを提供

 マクニカネットワークス株式会社は4日、米Sight Machineと日本における代理店契約を締結したと発表した。

 Sight Machineは、製造業の企業全体の品質と生産性などの課題に対して、人工知能や機械学習など高度な分析を実装した製造分析プラットフォームを提供する企業。

 製造分析プラットフォームは、製造現場におけるあらゆるデータのひも付けを行い、一元的に管理・可視化・分析を実現。製造現場のあらゆるデータを、AIデータパイプラインというSight Machine独自のテクノロジーを用いることで、製造現場ならではの観点でデジタルツインの情報に変換し、データを整理できる。

 これにより、統計の専門家がいなくても、データを専用プラットフォームに取り込むだけで、稼働率の可視化や、品質改善・設備保全の解析を簡単に実現でき、経営層は各工場間のKPI比較を行うことで製造の最適化を検討する、工場長は生産量や稼働状況の概要を把握し、リアルタイムに対処するといったことが実現できるとしている。

 また、各ライン担当者においても、設備状態の可視化による最適なメンテナンスを可能にする。さらに、可視化だけでなく、カーブフィッティング分析・記述統計分析・統計的プロセス制御を行うといった、さまざまな切り口での解析に対応する。

 製品の提供形態は年間サブスクリプションライセンス。マクニカネットワークスでは、Sight Machineの一次販売代理店として、二次販売代理店とともに「製造分析プラットフォーム」を日本国内へ展開。Sight Machineの最先端のテクノロジーとノウハウを提供することにより、IoT・AI活用による製造現場のデジタル化に貢献するとしている。