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パロアルト、パブリッククラウドのセキュリティを確保するサービス「Evident」

 パロアルトネットワークス株式会社(以下、パロアルト)は3日、パブリッククラウド環境のセキュリティとコンプライアンスを確保するサービス「Evident」を、同日より国内で提供開始すると発表した。

 Evidentは、パブリッククラウドサービスにおけるセキュリティとコンプライアンスの維持を支援するサービス。3月に米Palo Alto Networksが買収した、Evident.ioのソリューションをもとに開発されており、自動化され、継続的なパブリッククラウドの保護に必要な「継続的な可視化と監視」「コンプライアンスの認定」「クラウドストレージの保護」といった3つの要素を備えている。

 具体的には、クラウドインフラの監視、検査、評価を自動化し、すべてのクラウドアカウント、サービスおよび領域におけるセキュリティリスクを可視化可能。セキュリティリスクは機械学習により、危険度のレベル別に集計される。またダッシュボード上では、サービスや地域ごとだけではなく、契約しているパブリッククラウド別や、すべてのパブリッククラウドを統合してリスクを確認できるとした。

 コンプライアンス面では、監査を自動的に行い、カスタマイズ可能なコンプライアンスレポートを1クリックで作成可能。現在はCIS foundations、GDPR、HIPAA、ISO、NIST、PCI、SOC2に対応しているという。

 またクラウドストレージに対しては、コンテナやバケット内のデータの検出と分類、リスクにさらされている領域の評価、公開されているデータの自動修復、マルウェアの隔離を行えるとしている。

 Evidentの対応環境は、Amazon Web Services(AWS)とMicrosoft Azure。ライセンスはサブスクリプション形式で提供される。