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テリロジー、米Lastlineのセキュリティサービスを提供 ネットワーク内部の感染可視化などを実現

 株式会社テリロジーは27日、米Lastline、ならびに同社の日本法人であるラストライン合同会社の国内販売代理店として、クラウドメール向けのセキュリティサービス「Email Defender-Cloud」、ネットワークの内部感染を可視化するセキュリティサービス「Network Defender」を取り扱うと発表した。

 このうちEmail Defender-Cloudは、クラウドメール事業者とAPI連携を行うことにより、未知の脅威を含めたマルウェア検出・防御機能をクラウドメールに付加するサービスで、第1弾としてMicrosoft Office 365およびGoogleのG Suiteに対応した。今後はさらに、クラウドストレージなどへの対応も順次行うとしている。

 価格は1ユーザーあたり年間9500円(税別)で、最小50ユーザーから契約できる。

 一方のNetwork Defenderでは、ネットワーク型サンドボックス機能によって、危険なファイルのダウンロードやC&Cトラフィックの解析を行えるほか、内部のフロー情報を収集することにより、企業・組織の内部ネットワーク内での探索や他ホストへの不正接続、脅威の拡散、外部へデータ漏えいするための情報収集といった活動を一元的に管理できるとした。

 さらに、Email Defenderと組み合わせることで、脅威がメールから侵入したかどうか、といった関連付けも実行可能。これにより、それぞれの関連付けに時間を要していた従来の“インシデント単位”での管理から、マルチステージ・マルチホストの攻撃を一元的に管理する“イントルージョン”管理へと移行できるとのことだ。

 価格は1ユーザーあたり年間1万4900円(税別)で、最小250ユーザーから契約できる。