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富士通エフサス、残業抑止製品に働き方可視化機能を追加し「TIME CREATOR」としてリニューアル

 株式会社富士通エフサスは23日、2010年より販売している残業抑止パッケージ「FUJITSU Software IDリンク・マネージャー 長時間残業抑止」(以下、IDリンク・マネージャー)に「働き方可視化」オプションを追加し、「FUJITSU Software TIME CREATOR」(以下、TIME CREATOR)としてリニューアルすると発表した。

 富士通エフサスではこれまで、定時前の残業申請や未申請時のPCシャットダウン機能など、残業の抑止機能を備えた「IDリンク・マネージャー」を提供してきた。しかし近年、国内の働き方改革は「長時間労働対策」からイノベーションの創出を目的とした「業務効率の改善」へとシフトしつつあることなどを受け、PCの操作ログをベースとして業務内容を見える化するオプション「働き方可視化機能」を新たに追加。「TIME CREATOR」として製品をリニューアルしている。

 同機能では、PC上で稼働するソフトウェアやウィンドウタイトルなどから操作ログを収集して、資料作成やコミュニケーション、会議などのカテゴリに分けることで、一人ひとりの業務内容を月次や日次単位で可視化する。また今後は、操作ログだけでは見えない業務を把握するため、Outlookから抽出した予定のうち、会議に該当するものを判別・集計する「会議時間自動判定機能」も搭載する予定。

業務時間の可視化機能(個人・組織単位、日次・月次単位)
業務内容・フローの可視化機能(日次・個人単位)
作業状況の一覧機能(日次・個人単位)

 富士通エフサスでは、こうして残業時間だけでなく、就業時間全体の業務内容を見える化することで、個人および組織が新たな価値を創造していくための「時間」を創出し、従業員の自発的な業務効率化や組織全体の働き方改革を支援するとした。

 なお同社は、「働き方可視化機能」の提供に先立ち、約100名による社内実践を実施。営業部門の資料作成工数削減、販売推進部門の問い合わせ品質向上の基礎データなどとして活用しているとのこと。