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富士通エフサス、サービス残業抑止ソリューション「IDリンク・マネージャー」のSaaS版

 株式会社富士通エフサスは29日、長時間の残業を抑止して働き方改革を支援するサービス「FUJITSU Software IDリンク・マネージャー 長時間残業抑止 SaaS」を販売開始すると発表した。

 「IDリンク・マネージャー 長時間残業抑止 SaaS」は、長時間残業抑止ソリューション「IDリンク・マネージャー」をSaaS化したサービス。勤怠管理システムと連携して従業員のPC利用を制御し、時間外労働を抑止することができる。

 具体的には、終業時刻前などの特定の時刻に、PCに定時退社促進、残業申請起票といったポップアップメッセージを表示可能。残業が必要な場合は、残業申請画面で予定残業時間、残業理由を上司へ申請する仕組みを提供することにより、管理者は部下の残業時間や業務内容の把握ができ、コミュニケーションの活性化や、社員のワークライフバランス向上を推進できるとした。

 申請時間外のPC利用があった場合は、利用時間の予実を監視して警告を表示可能になっており、一定時間経過後に、強制的にシャットダウンやログオフする機能も備えている。
 従来、「IDリンク・マネージャー」はオンプレミス型のソフトウェアとして提供されていたが、このサービスではSaaSとして提供するとともに、システム初期設定や管理者向けサポートもあわせてパック化し、月額課金型のサービスとして製品化した。

 これによりユーザーは、システム部門やSE会社との調整が最小限に抑えられ、より迅速な導入や運用負荷の軽減を実現できるほか、スモールスタートにも対応。中堅・中小企業での導入や、大企業でも特に残業が多い部門、多拠点展開で目が行き届きづらい支店・店舗に導入する、といった展開がやりやすくなったとしている。

 価格は、1IDあたり月額980円(税別)から。最小200IDより利用できる。