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富士通エフサス、長時間残業抑止ツールで大和ハウス工業の働き方改革を支援

 株式会社富士通エフサスは7日、大和ハウス工業株式会社が、長時間残業抑止ソリューション「FUJITSU Software IDリンク・マネージャ-II」を導入したと発表した。

 大和ハウス工業ではさまざまな働き方改革を進めており、朝7時30分以前、夜9時以降の勤務を禁止する制度作りづくりや、残業の事前指示の徹底、時間外労働時間の「見える化」などによって、ワークライフバランスの推進や長時間労働を進めているという。

 一方、富士通エフサスが提供している「IDリンク・マネージャ-II」は、終業時刻前など特定の時刻に、定時退社促進や残業申請起票のポップアップメッセージをPCに表示させることができる製品。勤怠管理システムとの連携にも対応し、出退勤時刻、勤務予定時間をPCのログオン/ログオフと連動する機能も備えているため、勤務時間外のPC利用を自動シャットダウン/ログオフなどで制限することも可能だ。

 今回富士通エフサスは、この「IDリンク・マネージャ-II」を大和ハウス工業の勤怠管理システムと連携させ、出退勤情報などと連動させることにより、事前申請のない勤務時間外のPC利用を制限。残業が必要な場合は、予定残業時間や残業理由を上司へ申請する仕組みを構築した。

 これにより、残業時間ならびに業務内容の可視化が実現。適正な労務管理を行えるように支援しているほか、タイムマネジメント意識の醸成、上司と部下のコミュニケーション強化により、さらなる効率化、仕事の配分のタイムリーな見直しなども可能になったという。大和ハウス工業では、社員1人あたりの年間所定外労働時間を前年比10%強削減できており、今回のシステムはこの成果に寄与したとのことだ。