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NTT-AT、RPAツール「WinActor」の英語版を機能強化 簡体字対応の中国語版も提供

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は21日、RPAツール「WinActor」の英語版(Robotic Process Automation Software OR-5200)を機能強化すると発表した。あわせて、中国語版(Robotic Process Automation Software OR-5300)を新たに提供する。いずれも、販売開始は9月10日の予定。

 WinActorは、NTTアクセスサービスシステム研究所で研究開発された技術をベースに、NTT-ATが商品化したRPAツール。WindowsアプリケーションやWebアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、自動化することができる。

 同社では、日本語版に加えて2017年5月より英語版を販売しているが、今回はその英語版を強化。ODBCデータソースと連携したデータ入力を可能にする機能を追加したほか、シナリオ保護機能、ログ出力制御機能といったセキュリティ関連の機能強化、シナリオ編集画面の操作性改善などを実施している。また、利用可能なライブラリ数も最新の日本語版「Ver.5.1」と同等になったという。

 このほか、Chrome、Microsoft Edgeブラウザ連携のためのライブラリを追加。Chrome、 Microsoft Edgeの両ブラウザに開発者向けツールを追加。当該ブラウザ関連のWinActorライブラリを用いることにより、画像マッチングやエミュレーション以外の方法で、Chrome、Microsoft Edge上での処理を自動化できるようにした。

 一方の中国語版では、ライブラリ環境を含め、日本語版のVer.5.1、および機能追加された英語版と同等の機能・操作性を提供するとのこと。なお、中国国内のローカル企業などでも利用できるよう、簡体字対応を行っている。