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TOKAIコミュニケーションズ、SD-WAN技術を活用したクラウド型ネットワークサービス「BroadLine CVR」

 株式会社TOKAIコミュニケーションズは9日、キャリア・企業向け通信サービス「BroadLine」において、SD-WAN技術を活用したクラウド型ネットワークサービス「BroadLine CVR」の提供を9月3日に開始すると発表した。

 BroadLine CVRは、顧客拠点にネットワーク機器(CVR機器)をレンタル提供し、顧客がこの機器を対応回線に接続するだけで、容易に拠点間ネットワークを導入できるサービス。

 CVR機器は、申し込み後約2週間で顧客拠点に配送が可能(10拠点以上の場合は別途相談)。サービスの最低利用期間は1カ月で、システム接続検証やデータ移行など短期利用のニーズにも対応する。

 顧客拠点のCVR機器とCVRコントローラの連携により、ネットワークの可視化・一元管理を実現。利用者は管理ツールを利用して、各拠点の通信状況や機器状態、アプリケーション利用状況などをいつでも確認できる。

 接続回線は、フレッツ光、モバイル、広域イーサネットと、品質・速度・技術の異なるさまざまな回線に対応。固定とモバイルによる冗長アクセスにも対応し、既存のネットワーク環境や用途・予算に応じて最適なネットワークをフレキシブルに導入できる。

 また、従来の暗号化方式(IPsec)と比べて、セキュリティを確保しながら暗号化・認証時のフレームサイズを抑える技術を利用しており、トラフィックの流量を抑えることで従量課金の接続回線利用時のコストの抑制に貢献する。

 サービスの料金(税別)は、基本利用料が1契約あたり初期料金6万円、月額4万円。CVR機器が1台あたり初期料金2万5000円、月額1万3000円から。対応接続回線の契約および利用料が別途必要となる。対応エリアは日本全国(離島・山岳地など一部利用不可の場合がある)。

 対応接続回線は、TOKAIコミュニケーションズのインターネット接続サービス「@T COM」「TOKAIネットワーククラブ」および他社インターネット接続サービス。接続回線として利用を検討するインターネット接続サービスについては、対応状況を契約前に確認する。また、対応可能な接続回線は今後順次拡充していく。

 このほか、対応アクセス回線としては、12月にTOKAIコミュニケーションズの広域イーサネットサービス「リレーション Ethernet」「マルチポイント Ethernet」に、2019年1月に格安SIMサービス「LIBMO」への対応を予定。また、11月には各拠点からOffice 365に直接接続するインターネットブレイクアウト、2019年1月には固定およびモバイル回線による冗長アクセス、2019年3月には大手クラウドサービスとの閉域網接続の提供をそれぞれ予定する。

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