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富士ソフト、Litmus AutomationのIoTプラットフォームを提供

 富士ソフト株式会社は7日、製造業IoTのプラットフォームプロバイダであるLitmus Automation Japan KK(以下、Litmus Automation)と販売代理店契約を締結したと発表した。ゲートウェイ機器上で動作するOS「LoopEdge」、デバイス/データ管理プラットフォーム「LoopCloud」を含むLitmus Automation製品を自社のサービスや技術と融合させ、提供を開始している。

 製造業におけるIoT導入では、産業機器ベンダーやデバイスごとにデータの出力方式が異なるため、各機器のデータ集約を行うには、導入前調査や開発にかかるコストが課題になっているという。

 しかしLoopEdgeでは、1400を超える産業機器の接続検証が実施済みで、さまざまなプロトコルにも対応しているので、大幅なコスト削減が見込まれるとのこと。また、シリアルポートなどのインターフェイスしか持たない機器も接続可能で、レガシー環境でも利用できる点が特徴とした。

 一方で、昨今問題となっているIoT機器のセキュリティ対策についても、顧客ニーズに合わせてオンプレミスにデータ集約可能なことから、ユーザー企業にとって最適な方式でIoTの導入を行えるとしている。

 富士ソフトでは今回の協業により、これまで培ってきた技術と幅広い経験を生かして、Litmus Automation製品の導入から顧客サポートまでを一貫して提供する。また、自社で提供しているクラウド、データセンター、ハードウェアなどと連携することで、独自のソリューションとして新しい価値を創造していくとのこと。