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日本サイトラインシステムズ、NECのAIエンジンと連携したIIoTデータの収集・分析・可視化ソフトを提供

 日本サイトラインシステムズ株式会社(以下、サイトライン)は6日、日本電気株式会社(以下、NEC)のAIエンジンと連携した、インダストリアルIoT(IIoT)データの収集・分析・可視化ソフトウェア「Sightline EDM(Enterprise Data Manager)」の提供を開始した。

 Sightline EDMは、IT基盤システムから生じる様々な情報をリアルタイムに分析、可視化する、ウェブベースのパフォーマンスマネジメントとキャパシティマネジメントを行う統合マネジメント製品。

 数千台以上のシステムから、各種OS(UNIX、Linux、Windowsなど)、VMwareなどの仮想環境、Amazon Web Services(AWS)などのクラウドサービス、JavaのVMやJavaをベースとしたアプリケーションサーバーなどのモニタリング対象のデータを同時に収集し、最小1ミリ秒単位のデータを分析/管理する。これにより、予兆検知、相関分析、根本原因分析、各種チャート表示、レポート作成、アラートマネジメントができる。

 今回、Sightline EDMと、収集されるデータからシステムの振る舞いを学習・監視し、平常時と異なる挙動を自動的に検知するNECのAIエンジン「インバリアント分析」の連携を実現。これにより、顧客の所有する既存のITシステムあるいは製造プロセスにおいて改善すべき問題部分の早期発見や、それに基づくパフォーマンスマネジメント、必要なリソースを早期認識できるキャパシティマネジメントなどを可能とし、ITシステムまたは工場のライフサイクルの効率化を実現するとしている。

 Sightline EDMの年間利用料金は372万円(税別)から。インバリアント分析連携は要問い合わせ。サイトラインでは、今後3年間で10システム案件(SI作業を含む)以上の販売を目標とする。

Sightline EDMとインバリアント分析の連携構成と画面例