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NTTデータ先端技術、検疫ソリューション「NOSiDE」とネットワーク管理ソフト「AN-Tracker」の連携版を提供開始

 NTTデータ先端技術株式会社は1日、検疫ソリューション「NOSiDE」に、APRESIA Systems株式会社のネットワーク管理ソフトウェア「AN-Tracker」を連携させた、「NOSiDE AN-Tracker連携版」の販売を開始した。

 NOSiDEでは、端末所有者がネットワーク接続する際に、セキュリティパッチ最新化の状況をチェックし、実施されていない端末のネットワーク接続を遮断する機能を提供してきた。

 NOSiDE AN-Tracker連携版では従来の機能に加え、未知の脅威に対する防御として、セキュリティソフトが検出し、NOSiDEが受信した脅威検知ログで該当端末の特定を行い、ネットワーク接続を遮断する機能を搭載。該当端末にはセンターからメッセージが送信され、ユーザー自身がネットワーク接続の遮断を速やかに把握し、上長報告など遮断以降の対応が迅速に行える。また、ウイルス感染報告などがあった場合は、一斉に端末のネットワーク接続を遮断し、不正な端末を隔離することで、感染の拡大や二次被害を防止できる。

 また、ネットワーク管理者が接続の可否を設定できるようになり、開発環境などやむを得ない理由で最新のセキュリティパッチ適用が行えない端末のネットワーク接続を一時的に許可するなど、柔軟な運用が可能となる。

 連携により、APRESIA Systems製のローエンドなネットワークスイッチでの検疫ネットワーク構築が可能となり、コストをかけず安全な検疫ネットワークを導入できるとしている。

 NTTデータ先端技術では、NOSiDE AN-Tracker連携版について、2019年度までに3万ライセンス(5000万円程度)の導入を目指す。