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ウォッチガード、中堅・中小企業向けの多要素認証サービス「AuthPoint」を発表

 ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(以下、ウォッチガード)は7月31日、中堅・中小企業(SMB)向けに設計されたクラウドベースの多要素認証ソリューション「AuthPoint」を発表した。

 AuthPointは、多要素認証をクラウドサービスとして提供することで、高価なハードウェアコンポーネントを不要とし、ロケーションを問わずに実装・管理を可能にする、SMB向けのソリューション。

 スマートフォン用の「AuthPointアプリ」により、プッシュ通知、ワンタイムパスワード、オフラインの場合のQRコード読み取りなどの方法により、すべてのログイン試行を確認し、管理することが可能。アプリではGoogle AuthenticatorやFacebookアクセス、Dropboxなど、サードパーティの認証コードも保存できる。

 ウォッチガードでは「モバイルデバイスDNA」と呼ばれるユーザー認証に対するアプローチを採用し、正規のログイン試行と不正のログイン試行を判別することが可能。AuthPointアプリでパーソナライズされた「DNA」シグニチャをユーザーデバイス向けに作成し、認証計算に使用することで、正規ユーザーのデバイス以外による認証を拒否する。

 クラウドベースソリューションのため、管理面でも操作性に優れた直感的なインターフェイスにより、レポートやアラートを閲覧、構成管理が可能。オンプレミスの機器を不要とし、実装と管理のコストを削減できるとしている。

 また、ウォッチガードのエコシステムの一環として、AuthPointは多くのサードパーティ製品と連携。これにより、ユーザーが機密性の高いクラウドアプリケーション、VPN、ネットワークなどにアクセスする前に、強固な認証プロセスを経ることが可能になる。AuthPointはSAMLスタンダードをサポートしており、ユーザーは一度ログオンするだけで、各種アプリケーションやサービスへのアクセスが可能になる。