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Red Hat、ビジネスプロセス自動化製品「Process Automation Manager 7」を発表

 米Red Hatは6月19日、ハイブリッドクラウド環境でビジネスオートメーションサービスとプロセス中心のアプリケーションを開発するための包括的なクラウドネイティブプラットフォーム「Red Hat Process Automation Manager 7(以下、Process Automation Manager)」を発表した。

 Process Automation Managerは、Red Hatのビジネスプロセスマネージメント(BPM)製品「Red Hat JBoss BPM Suite」の次世代製品として、企業によるビジネスオペレーションの合理化、自動化、測定、および継続的な改善を可能にする。

 Process Automation Manager 7は、Kubernetesプラットフォームの「Red Hat OpenShift Container Platform」が、ネイティブなビジネスプロセスオートメーション機能を拡張。ハイブリッドクラウド環境でのコンテナ化されたマイクロサービスとして、ビジネスの意思決定とプロセスの自動化、インテリジェントなクラウドネイティブ・アプリケーションを、迅速かつコスト効率良く、開発、テスト、デプロイが行える。

 新しい動的なケースマネージメント機能は、従来のプロセスモデルで表現することが困難や不可能だった、動的でアドホックなワークフローをサポートし、顧客の共同作業を簡単にすることで、非構造化プロセス管理の向上に役立つ。不正検出や調査などのシナリオにおいて、ワークフローの目標、成果、共同作業、関連コンテンツの視覚化と組織化の向上により、プロセスオートメーション作業を強化できる。

 また、プロセス駆動型アプリケーションの構築ならびに、機能豊富なデバイスに依存しないユーザーインターフェイスを作成するための新しい高速アプリケーション開発ツールが、Process Automation Managerに含まれるようになった。

 Process Automation Managerには、ルールベースのアプリケーションおよびサービスの開発とデプロイメントを簡易化する意思決定管理プラットフォームの「Red Hat Decision Manager」と、プランニングエンジン「OptaPlanner」のビジネスリソースプランナーが含まれる。

 Red Hat Developerコミュニティのメンバーは、Red Hat Process Automation Managerをダウンロードでき、Red Hatカスタマーポータルで最新のリリースを入手できる。