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AWSのコスト管理ツール「Mobingi Wave」、円建てでのコスト管理が可能に

 モビンギ株式会社は25日、Amazon Web Services(AWS)のコスト管理ツール「Mobingi Wave」をアップデートしたと発表した。以前より対応しているAWSコストのドル建て管理に加え、円建てでの管理を可能にしている。

 Mobingi Waveは、AWSにおける複数アカウントを一元的に管理し、コストを可視化できるツール。プロジェクトや任意のタグ単位でコストの正確に分類を行えるため、インフラエンジニアやインフラ部門の経理担当者のコスト管理、経理処理にかかる負荷を軽減できるという。

 今回は新たに、日本円でのコスト管理に対応。毎月の為替レートの変動によるコスト計算作業を自動化し、ドル建てのコストと円建てのコストが一元的に管理できるようになった。

 AWSの管理画面上では、請求情報はすべてドル建てとなっており、コスト管理をする際には別途、日本円へ換算する必要があったが、Mobingi Waveが為替レートに基づいた円換算を自動化できるようになったため、AWSの利用コストをより直感的に把握できるようになり、経理処理に伴う煩雑な作業が軽減されるとのこと。

 なおMobingi Waveは現在、AWSのみ対応しているが、2018年内に他ベンダーのクラウドサービスをサポートできるよう、開発を進めているとのことだ。