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NTT-AT、11ac Wave 2対応でBLEを搭載する4ipnetの無線LANアクセスポイント「EAP738」を販売

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は、台湾4ipnetの屋内用無線LANアクセスポイント「EAP738」をラインアップに追加し、7月19日に販売を開始する。価格はオープン。

 EAP738は、IEEE 802.11ac Wave 2に対応し、オフィス、大学、ホテルなど多数のユーザーが同時に利用する環境への設置に適した製品。2×2マルチユーザーMIMO(MU-MIMO)に対応し、アクセスポイントと複数のクライアントとの同時通信を行うことでスループットが向上し、より安定した通信が可能となる。

 BLE(Bluetooth Low Energy)を内蔵し、IoT通信での利用や、屋内位置追跡、iBeaconや位置情報サービスなどの新しい付加価値アプリケーションとの連携用途にも利用が可能。DHCPサーバー機能も実装しており、スモールオフィスや小規模多店舗の利用にも適している。

「EAP738」の外観

 EAP738は、4ipnet製無線LANコントローラ配下での集中管理が可能で、管理業務効率の向上とセキュリティ向上を図れる。これまでの4ipnet製アクセスポイントと同様に、ファームウェアを入れ替えることなく、無線LANコントローラ管理下での利用、スタンドアローンでの利用の双方に対応する。また、4ipnet製品は、アクセスポイント数に応じた追加ライセンス費用が不要なため、システム全体でコストを削減できるとしている。

 無線方式はIEEE 802.11b/g/n(2.4GHz)およびIEEE 802.11ac Wave 2/a/n(5GHz)で、2.4GHzと5GHzの同時利用に対応。データ転送速度は300Mbps(2.4GHz)および867Mbps(5GHz)。設置場所は屋内。本体サイズは147×147×35mm、従量は0.36kg。電源アダプター付属で、PoE(IEEE 802.3af)にも対応する。