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GRCS、企業が保有するソフトウェア資産の一元管理と可視化を実現するソフトウェアライセンス最適化サービスを提供

 株式会社GRCSは12日、企業が保有する商用ソフトウェア資産の適正な管理を支援するためのライセンス最適化サービスの提供を開始した。

 ライセンス最適化サービスは、コンプライアンス、コスト、セキュリティの観点から、ライセンス管理の現状と課題を可視化することで、管理プロセスの改善、ライセンスを最適化し、企業のITAM(IT Asset Management/IT資産管理)におけるソフトウェア資産管理のガバナンス体制の構築とコンプライアンスの維持を実現する。

 サービスでは、導入段階ではコンサルティングサービスにより、効率的な管理体制の構築を支援。期待値の把握やITAMのスコープを定義する要件定義サービスや、IBPLやISO19770と現状の規程および管理プロセスの適合状態の評価サービス、アセスメント結果に基づく規程および管理プロセスの改善提案サービス、改善案を元に具体的な施策を計画する導入計画サービス、SLOツールの導入構築支援、顧客提供の契約・発注データなどを基に初期データを構築するベースラインサービスなどを提供する。

 運用段階においてはスウェーデンSnow SoftwareのSLO(Software License Optimization:ライセンス最適化)製品「License Manager」を活用した、ライセンスの一元管理をサポートするマネージドサービスを提供する。GRCSはSnow Softwareとマスターパートナー契約を締結し、両社の強みであるコンサルティングとSLOソリューションの相乗効果により、サービス価値の最大化を図る。

 GRCSでは、ライセンス契約はメーカーや導入環境などによって異なり複雑であることから、管理が非常に煩雑であったり、部門ごとに情報が分散していたりと、全体での状況把握が難しく、全社で統一した適正なソフトウェア資産管理は困難だと説明。サービスにより、ソフトウェアライセンスの適切な管理を行うことで、企業のコンプライアンスの維持と法的および経済的リスクの低減を実現するとしている。