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日立、個々人に合わせた働き方改革を支援する「ハピネスプラネット(ベータ版)」

 株式会社日立製作所(以下、日立)は11日、個々人に合わせた働き方改革を支援するクラウドサービス「ハピネスプラネット(ベータ版)」を開発したと発表した。

 このサービスでは、まず、スマートフォンのアプリケーション上で、働く人が自身の個性や状況に合わせた働き方の目標(働き方チャレンジ)を毎朝登録する。アプリ上には、100個異常の目標が選択肢として提示され、その中から自らが目標を選ぶことにより、その日の業務に対して主体的に取り組めるようにするという。

 また、スマートフォンの加速度センサーの情報から、その効果を組織活性度(以下、ハピネス度)としてフィードバックする仕組みにより、日ごとの働き方チャレンジの効果を定量的に把握できるとのこと。

 このサービスの公開実証実験として、2018年8月~9月にオープンな競技会「ハピネスプラネット/働き方フェス」を開催。ハピネス度を指標としてほかの参加チームと競うことで、個々人がより積極的に働き方改革に取り組み、職場の活性度向上に貢献できるとした。

 なお、時間の使い方の内訳や、全チームにおける自身のチームの働き方や特徴などを、アプリ上で客観的に把握できるため、チームの働き方の改善に役立てられるとしている。

 日立では今後、働き方フェスによって得られた知見をサービスに反映させて品質の向上を図る考え。さらに、グローバル展開も視野に入れながら、ハピネスプラネットの2019年度の事業化を目指す。