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日本IBM、「IBM Cloud for Oracle Solutions」国内で提供開始

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は9日、Oracle環境を稼働させるための基盤となるOSとデータベースを対象に、運用・保守において標準運用付きのサービスを提供する「IBM Cloud for Oracle Solutions」の提供を開始した。

 IBM Cloud for Oracle Solutionsは、オンプレミスや仮想化環境で現在Oracleを利用している企業が、クラウドへ移行する場合のソリューションとして利用できるメニュー。Oracleアプリケーションを既存のオンプレミス環境からクラウド型に変更し、さらに標準運用・保守サービスを提供する。クラウド型に変更することで、企業はOracle環境の効率的な実装による適切なコスト負担を実現し、柔軟かつ拡張性の高いインフラ環境を構築できるとしている。

 IBMでは、IBM Cloud for Oracle Solutionsを2013年から海外で提供しており、蓄積された知見やスキルを活用し、日本の顧客にも高品質で実績のあるサービスを提供すると説明。提供方法として、OSのみのメニューと、OSとDBの両方を対象とするメニューを用意するため、企業がOracle運用要員を確保している場合にはOSだけのメニューを選択するなど、幅広い対応ができるとしている。Oracle Databaseおよびミドルウェアサーバーが稼動するOSはAIX。価格は個別見積もり。