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A10、Kubernetes向けの自動化・アプリケーション分析ソリューションを提供

 A10ネットワークス株式会社(以下、A10)は4日、Kubernetes向けの自動化・アプリケーション分析ソリューション「A10 Ingress Controller for Kubernetes」(以下、A10 Ingress Controller)を国内向けに提供開始すると発表した

 A10 Ingress Controllerは、自社のコンテナ型ロードバランサー「A10 Lightning ADC」と連携する、Kubernetes向けのアプリケーション分析ソリューション。

 Ingressリソースにより、アプリケーションデリバリ設定やポリシーの自動プロビジョニングを実行して、コンテナのライフサイクルと連動した動的なアプリケーションデリバリの設定更新を、自動で行ってくれる。これにより、アプリケーションサービスの規模拡大・縮小やKubernetesクラスタの規模に応じて、コンテナ型のA10 Lightning ADCも自動で拡大・縮小されるという。

 またA10 Ingress Controllerは、数百のアプリケーションメトリック(測定基準)を収集することによって、包括的なアプリケーション分析環境を提供可能。アプリケーションの運用者がこれを利用することで、迅速なトラブルシューティングや容量設計の管理、パフォーマンスやセキュリティの異常検出を行えるようになるとのこと。

 さらにこの分析データは、アプリケーション分析と一元管理のためのプラットフォーム「A10 Harmony Controller」のダッシュボード、またはAPI経由で取得することが可能とした。

 なおA10では、A10 Ingress Controllerの動作環境について、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platformといったパブリッククラウド、VMwareやベアメタルサーバーを含むプライベートクラウドなど、あらゆるKubernetes環境で利用可能としている。