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A10、アプリケーション配信・セキュリティ・分析機能を一元管理できる「Harmony Controller」を日本市場で提供

 A10ネットワークス株式会社(以下、A10)は29日、アプリケーション配信・セキュリティ・分析機能を一元管理できる「Harmony Controller(旧称:Lightning Controller )」について、日本市場での提供を開始した。

 Harmony Controllerは、A10の提供するセキュアアプリケーションサービスの管理機能と分析機能を統合したもの。マイクロサービスとコンテナ技術で構成されており、マルチテナントに対応した拡張性の高いコントロールアーキテクチャを備えている。個々のアプリケーション単位でリアルタイムにサービス状況を分析することが可能で、データセンター内のハードウェアや、パブリック/プライベートクラウド、ハイブリットクラウド環境において、セキュリティとアプリケーションサービスの集中管理を実現する。

Harmony Controllerイメージ図

 新たに提供開始する、クラウドに特化した「Lightning ADC」と、ハードウェア/ソフトウェアで提供している従来のThunder ADCシリーズ、オープンソースのロードバランサー「HAProxy」と連携し、オンプレミスからマルチクラウド環境全体でアプリケーション配信とセキュリティの設定とポリシー、可視化を一元管理できる。

 さらに、各環境のADCからの情報を統合してアプリケーション単位のレスポンスタイムなどのサービス提供状況を分析できる。これにより、サービス事業者は、エンドユーザーエクスペリエンスの改善を効率化することができるようになる。Harmony Controllerが提供するアプリケーション単位の分析機能は、クラウドの機能を活用したインフラの最適化と、キャパシティプランニングを改善するとともに、パフォーマンスとセキュリティに関する異常をプロアクティブに検知して、障害対応までの時間を短縮する。

 Harmony Controllerは、迅速に導入できるSaaSモデルと、データセンターやVMwareベースのプライベートクラウド、Amazon Web Services(AWS)などのパブリッククラウドで利用できるセルフマネージドモデルの2つの形態で提供する。