サイバーリンク、「U ビジネスコミュニケーション サービス」を機能強化

　台湾CyberLink（以下、サイバーリンク）は3日（現地時間）、Web会議やオンラインセミナー、ビジネスチャット機能を提供する「U ビジネスコミュニケーション サービス」において、新版「同 Ver.4.7」を発表した。

　「U ビジネスコミュニケーション サービス」は、オンラインセミナーサービス「U セミナー」、Web会議サービス「U ミーティング」、ビジネスチャット「U メッセンジャー」を利用できるビジュアルコミュニケーションサービス。

　直感的なユーザーインターフェイスを提供しており、Web会議やオンラインセミナー、ビジネスチャットをすぐに利用開始できるという。また、メークや顔色などを気にせずWeb会議に参加できる、AR技術を活用した「バーチャルメイク」機能なども提供しているとのこと。

　今回の新版では、各サービスで機能強化が行われた。まずU セミナーでは、セミナーを配信するホスト機能がmacOSに対応し、画面共有機能とWebカメラを活用したライブセミナー／VOD（録画配信）を、Mac環境でも開催可能になった。

　またPowerPointを使用する際に、非表示スライドの表示/非表示を切り替える機能や、セミナー開催者が配信中に視聴者からのメッセージ送信を無効にする機能（Windows版）、事前登録者のセミナー参加状況をリスト管理する機能などが利用可能になっている。

　U ミーティングとU メッセンジャーでは、エンドツーエンド暗号化（E2EE）に対応。チャットの内容をクラウドサーバー側ではなく、ユーザー端末で生成する鍵を用いて暗号化し、情報の安全性を確保できるようにした。

　また、デスクトップ画面共有機能を利用し、マイク音声と操作画面だけではなく、YouTubeのコンテンツやビデオファイルの再生、アプリケーションの操作など、Windows Mixerを経由するPCのシステム音やアプリケーション側のサウンドも会議中に共有可能にしている。

　このほか、会議の主催者による会議録画/録音の制限なども搭載された。