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インフォア、管理機能などを強化した設備資産管理ソリューション「Infor EAM」新版

 インフォアジャパン株式会社(インフォア)は27日、設備資産管理ソリューション「Infor EAM」の新版「同 11.3.2」を提供開始したと発表した。オンプレミス版/クラウド版の双方が対象となる。

 Infor EAMは、企業における設備資産の取得から稼働、保全、廃棄まで、ライフサイクル全体にわたって情報を一元管理するためのソリューション。製造業や施設管理、ライフサイエンス、車両/輸送、市政機関、公共部門などに向けた業界固有の機能を備えるほか、設備資産やその関連情報、保全作業を管理し有効な施策を打つために必要な、各種インサイトを提供するという。

 今回の新版では、設備資産の管理や追跡、現場での作業を効率化するための機能が強化された。具体的には、一定の基準を満たさない不適合な設備資産や作業オーダー、資産・ポジション・システムに関する管理画面において、多くの属性を一覧化できるように改善を行った。これにより、予防保全計画や保全傾向を詳細に把握し、作業中の複数資産に関する監視情報やコメント、文書を迅速に確認可能になったという。

 また、線形資産や線形作業を定義する機能を強化しており、設備機器の画面上のセグメントとルートにおいて、新組織のオプションを追加した。機器の構造を同期して、該当する機器の構造レコードを作成できるようにしている。

 このほか、車両管理・交通機関向けモビリティ機能を強化。車両管理向けモビリティ「Infor EAM Mobility for Fleet」、交通機関向けモビリティ「Infor EAM Mobility for Transit」において、不適合な設備資産に関する作業オーダーを地図上で作成する機能や、設備の欠陥や不適合を定期的に検出できるトラック・ウォーカーを追加している。これにより、設備資産の属性を変更し、検査作業において欠陥個所の状況や緊急度などを追跡可能になったとのこと。