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TIS、対話インターフェイスで業務システムをコントロールする「ConcieLink」

社内システムなどと連携して業務の効率化を実現

 TIS株式会社は、AIとの対話インターフェイスでさまざまな業務システムのコントロールができるサービス「ConcieLink(コンシェリンク)」を提供開始すると発表した。

 ConcieLinkは、対話インターフェイスを活用し、さまざまな業務システムをコントロールできるようにするサービス。社内システムやデータベース、Office 365などのクラウドサービスと連携し、従業員のスケジュール検索・確保、商品や顧客の情報検索、各種申請システムへの入力などの作業を、迅速に処理できるという。

 対話機能では、1つの文書指示で必要な情報(スロット:日付、人名など)を読み取り、不足している個所を聞き返す高度な対話を行えるため、業務指示を最小限のステップで実現可能だ。

 対象となる既存の業務システムやクラウドサービスとの接続はAPIを利用。接続先のAPIの知識と簡単なJavaの知識があれば、最短1カ月程度で利用可能とした。また、テキスト入力のみの統一したユーザーインターフェイスが提供されるため、新たなインターフェイスの開発やユーザーへの教育も必要ないとのこと。

 TISでは、利用例として、Office365カレンダー/Googleカレンダーと連携した会議の設定、ERPなどと連携した商品や販促品などの手配、経費精算システムとの連携による各種精算業務、顧客管理/営業日報との連携による営業業務の効率化、などを挙げている。

 提供形態は、クラウド型とサブスクリプション型(オンプレミス)の両形態に対応し、導入支援サービスやオンサイト講習などのオプションサービスも用意した。

 クラウド型は、ConcieLinkへの接続環境を用意するだけで利用でき、最大3カ月無償のお試し用「Freeプラン」と、最大リクエスト数および保存データ量に応じた6つの有償プランで提供する。

 価格例(税別)は、最大リクエスト数が1万、保存データ量が1GBまでの「small.1」プランで月額5万円、最大リクエスト数が10万、保存データ量が30GBまでの「middle.1」プランで月額12万円。いずれも、3カ月の最低契約期間が設定されている。

 一方のサブスクリプション型は、ユーザー企業のサーバーやクラウドサービスに導入する形態で、1カ月あたりの最大リクエスト数に応じた4つのプランを用意した。価格例(税別)は、最大リクエスト数が10万の「middle.1」プランで年額120万円。こちらの最低契約期間は1年間。