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ソフトバンク、未知の脅威にも対応可能なモバイル向けセキュリティ製品「zIPS」を販売

 ソフトバンク株式会社は22日、米Zimperiumのモバイル向けセキュリティソリューション「zIPS(ジップス)」を提供開始すると発表した。

 zIPSは、AIを搭載した独自の脅威検出エンジンを搭載し、未知の攻撃にも対処可能なモバイルセキュリティソリューション。iOS/Android搭載端末に対応しており、ネットワークを経由した盗聴やシステムの改ざん、標的型攻撃などによる脅威からユーザーのモバイル環境を保護するという。

 モバイル端末内のOSのプロセス上で発生する、不自然な挙動の兆候に着目して開発され、AIを活用した独自の脅威検出アルゴリズムにより、既知および未知の攻撃を検知できるのが特徴。脅威を検出すると同時にモバイル端末に警告を通知するので、企業は早急に対策に取り掛かれるとした。

モバイル端末での脅威検知時の警告通知イメージ

 管理面では、zIPSの専用管理ツール「zConsole(ジーコンソール)」を提供。各モバイル端末で発生した攻撃や脅威を一元的に集約しているため、いつ、どのような脅威が発生したのかを時系列で確認できる。

zConsoleでの脅威検知通知イメージ

 さらに、zConsoleとエンタープライズモバイル管理(EMM:Enterprise Mobility Management)やモバイルデバイス管理(MDM:Mobile Device Management)といった端末管理サービスを組み合わせると、脅威検知後に遠隔操作でモバイル端末の初期化作業を行う、といったことも可能になる。EMM/MDMサービスとしては、現時点でAirWatch、MobileIronおよびMicrosoft Intuneとの連携に対応するとのこと。

 対応環境は、iOS 8.0以上、Android 4.1以上。価格は1台あたり月額500円(税別)で、最低100台から契約できる。